NGOは、非営利の国際協力団体です。BAJでは、途上国の開発協力プロジェクトの経費はもちろん、スタッフの給与や事務所の維持費など、あらゆる活動資金は会費、寄付、助成金、委託金などによって支えられています。
現在、国内のNGOで、資金や人材が潤沢な団体は多くありません。BAJでも資金は量的に限られ、またその多くは使途が限定されています。待遇を含め、働く環 境は常に不十分で不完全と言ってよいでしょう。そん な環境にあっても、仲間で共通に有するゴールを目指 し組織的に協働するのが、私達の活動です。
NGOで生きていくには、高い志と心意気が必要です。
あなたがどの国に関心があるのか、どんな事柄に興味があるのか、そして、どのようなことをやってみたいのか、そのことを大切にしてください。
数あるNGOは、それぞれの理念・使命・目標にしたがって活動を進めています。あなたがNGOへの参加を希望するのであれば、少なくともいくつかの団体の活動について調べ、問題意識や目標、働くスタイルに適合する団体かどうか、納得がいくまで確かめてください。
自らの問題意識から具体的に行動し、問題を解決していけること、特定分野での経験に裏打ちされた実務能力があること、民族・宗教・性別・世代・価値観の異なるスタッフとも協働できることなどが求められます。また、BAJは海外の現場で活動しているため、実務レベルの日本語と英語の能力も必要です。
さらに、海外の現場では、技術専門家であれば国連やJICAの専門家と共同して業務ができる能力、また事務的職種であれば基本的な事務能力はもちろん、組織管理・経営的な能力が 問われます。加えて、BAJは少人数の組織ですから、書類整理、掃除、力仕事など、どんな仕事でも苦にせず率先して行う心構えも必要です。
なお、「ボランティア」にかかわるということが、しばしば無報酬と混同されることもありますが、BAJのスタッフは常勤の有給職員です。
経験を積み実務能力や専門性をつけ、将来NGOのスタッフとして活躍しようという方は、インターンとして参加することができます。勤務状態は原則として常勤スタッフと同等で、期間は3ヶ月 以上ですが、それぞれの方の事情と目的により相談に応じます。参加要件は、目的意識が明確で自ら課題設定ができること、PCと英語の基礎的な能力があることです。また、海外インターンの場合、 特に実務レベルの語学力と現地適応能力・生活力があり、派遣前に一定期間の国内インターンが可能な方となります。
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