体験を通した環境教育で
ベトナムの子どもたちの未来を育む
ベトナムの子どもたちに、環境問題への深い理解と行動力を育む体験型学習を提供しています。
急速な経済成長に伴う環境汚染が深刻化する中、単なる知識の詰め込みではなく、
子どもたち自身が地域の環境問題に気づき、解決策を考え、行動に移せるよう支援しています。
事業背景
経済発展の中で薄れゆく環境への意識
ベトナムでは急速な経済成長に伴い、深刻な環境汚染問題が発生しています。従来の教育現場では環境教育が行われていますが、多くが形式的なものです。子どもたちへの体験型の環境教育の提供を通して、子どもたちを中心とした地域全体の環境への意識向上を図ります。
事業内容
子どもたちがしっかりと教育が受けられるように、そして環境問題への理解を深め、持続可能な社会の
実現に向けて主体的に行動できる人材へ育つように、以下の内容に取り組んでおります。
-
体験型環境学習プログラム
自然体験や実験を通じて環境問題について学ぶことを目的とした教育プログラムです。実験、観察、体験活動を通じて、子どもたちが地域の環境問題に気づき、解決策を考え、行動できるよう支援します。現在は日本の事務所や学校とオンラインでつなぎ交流を深めるプログラムも行っています。
-
地域の伝統と自然による共生学習
フエ市郊外の農村部で、自然と共生する伝統的な暮らしを学ぶ機会を提供し、地域の知識や伝統を次世代に継承します。地域の農家や大学生ボランティアとの交流を通じて、さまざまな世代との関わりを生み出します。
-
教育支援(奨学金支援)
BAJは2005年に「輝けアジアの子ども基金」を創設し、その資金を元手に環境教育を含めた子どもたちの教育支援を行なっています。また、同基金から毎年の始業式に経済的に困窮している家庭の子どもたちへの奨学金の授与を行なっています。
事業の特徴
-
体験型での環境教育
学校での座学の環境教育だけでなく、農園や直売所、伝統文化の体験などの校外学習を多く実施しながら活動を行います。
-
地域全体の
底上げを図る子どもへの教育支援の先に、地域全体の底上げを図る目的があるため、子どもだけでなく地域住民を巻き込んで活動を行うこともあります。
-
課題に寄り添った
プログラム教育プログラムとして古着リサイクル、水資源保護、気候変動と防災教育、持続可能な農業実践など、幅広いテーマで環境教育を実施します。
現地職員の声
-
フエ事務所Cam、Nhu
2023年12月1日と7日に、フエ市の3つの小中学校で環境教育活動を実施しました。生徒たちは水質汚染について学び、ペットボトルを使ったミニ浄水器を作成しました。ベトナムの水質汚染の現状を知り、環境保護の重要性を実感しました。今後も子どもたちが楽しんで学べる活動を続けていきます。
活動レポート
-
【活動報告会】日越交流から創りだす環境教育 ~ベトナム人校長先生を迎えての活動報告~を開催しました:東京
-
中学生が環境教育で学んだことを小学生に伝えました (廃棄物発電プラント編):ベトナム
-
食品廃棄物の削減について学ぼう:ベトナム
-
大人になった子どもたちとの再会(スタディツアー報告):ベトナム
-
ごみと水の現場を訪問しよう!:ベトナム
-
雨と雨をつくる実験:ベトナム
-
駒場東邦中学校・高等学校のフエ来訪:ベトナム
-
対面とオンラインのハイブリッド授業:ベトナム
-
活発化する交流型の環境教育活動:ベトナム
-
海洋プラスチックごみについて学ぼう:ベトナム
-
水質汚染を学び、ミニ浄水器をつくろう:ベトナム
-
畑をつくって野菜を育てよう:ベトナム
-
古着でハンドバッグをつくろう:ベトナム
-
気候変動と災害について学ぶ:ベトナム
-
フエの子どもと日本の高校生を結ぶオンライン交流授業:ベトナム
-
気候変動について学ぶ:ベトナム
-
新聞紙で紙バッグを作ろう~リサイクル体験~:ベトナム
-
地元フエの水資源について学ぶ:ベトナム
-
気象について学ぼう:ベトナム
-
日本の高校生たちとオンライン文化交流をおこないました:ベトナム
-
自然農薬について学ぶ:ベトナム
-
最近の直営畑と環境教育:ベトナム
-
ペットボトルで野菜を育てよう:ベトナム
-
身近な植物のミクロの世界を観察しよう:ベトナム
-
プラスチックゴミについて学ぶ:ベトナム
-
直売所の農園にフエの子どもたちが来園:ベトナム
-
ゴミのポイ捨て問題とゴミ箱づくり:ベトナム
-
地域の美化活動―夏休みの活動報告―:ベトナム
-
校外学習として子どもたちと水道局を訪問:ベトナム
本事業は、輝けアジアの子ども基金ほか、皆さまからのご支援により実施しています。