報告者:フエ事務所 Cam
10月から12月にかけて、フエの小中学校で、わらについての環境教育授業(わらの物語)を行いました。
この授業の背景には、生徒たちが、わらに代表される農業の副産物に直接触れる機会が限られていることがあります。また、乾燥したわらが様々な用途に伝統的に利用されてきたこと、一方でわらを燃やすことが環境や健康に悪い影響があることも、同時に学んでもらいたいと考えました。
そこで、今回の授業では、わらについて学ぶとともに、わらを使って絵を作りました。
以下順に見てみましょう。
まずは、わらが、農作物が収穫された後に残る乾燥した部分からできることを学びました。
次に、わらがいろいろな用途に利用できることを学びました。家畜のえさにもなるのですね。
そして、わらを燃やすと、環境によくない炭素化合物ができたり人の健康に有害な影響を与えることがあることを学びました。
次に、わらを使って絵を作ります。
まず、必要な道具と材料が配られます。
わらはたくさんあります。
わらでどんな絵を作ろうか。まず下書きを考えます。
作りたい絵に合うようにわらをはさみで切ります。
切ったわらを紙に貼っていきます。
コメントも書きます(メリークリスマス!)。
完成です。みんなが作った絵を見てください。
できあがった作品です。
できあがった作品の一部は、サンクスレターと一緒に輝けアジアの子ども基金サポーターの皆さんに送られます。
生徒たちの感想です。
「今日の授業はとても興味深い経験でした。わらの物語というテーマについて学び、わらは私たちの故郷の田んぼから来ていることを理解できました。さらに、わらの新しい使い方をいくつか学びました。また、わらを燃やすと人間の健康と環境の両方に悪影響を与えることもわかりました。サポーターのみなさまに感謝します。」
「今日のレッスンは楽しく、魅力的で、とても役に立ちました。わくわくするような発見があり、新しい知識を得て、わらの絵を描くのを楽しみました。BAJ の寄付者の皆さんの平和、幸福、幸運をお祈りします。」
「今日のクラスに参加できてとても嬉しかったです。わらで絵を描き、クリスマスや新年をテーマにしたわらアート作品を作り、サポーターの方々に平和なクリスマスと健やかな新年をお祈りしました。この一年を通して私たちをサポートしてくれた寄付者の方々に感謝したいと思います。」
生徒たちは、わらについて学ぶことに大興奮でした。ほとんどの生徒たちは、日常生活でわらに触れる機会がなかったからです。子どもたちは、グループで熱心に作業し、協力して美しい絵を一緒に描きました。
授業の後、生徒たちは、農産物とのつながりを徐々に失っていることに気づきました。知識は何となくあるのですが、直接触れて体験する機会がありませんでした。これからも農業と環境に関するより実践的な活動をしていきたいと願っています。
●この活動は、りそなアジア・オセアニア財団、経団連自然保護基金、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
現在、BAJでは輝けアジアの子ども基金サポーターを募集中です。
年に一度、子どもたちから手紙や工作が届きます。オンライン授業参観も計画中!
ぜひこの機会に入会をご検討くださいませ。
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