報告者:フエ事務所Cam
10月2日と9日、フエのトゥイスアン小学校とラムモンクァン中学校にて、食品廃棄物削減についての環境教育授業をおこないました。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
食品廃棄物は、世界の多くの地域で深刻な問題となっています。特にベトナムは食品廃棄物がアジア太平洋地域で2番目に多い国です。食品廃棄物は経済と社会に影響を与えるだけでなく、すでに厳しい汚染に苦しんでいる環境に大きな負担をかけます。そこで、子どもたちに、食品廃棄物の環境への影響と食品廃棄物を削減する方法を知ってもらいたいと思って、今回の授業を実施しました。
最初に環境教育活動の簡単な紹介した後、今日の授業のテーマ「食品廃棄物の削減」を説明しました。
次に、「食品廃棄物」をテーマにしたビデオを見ました。
ビデオを見た後、先生の質問に答えました。
その後の授業内容は4つのパートにわかれます。
1)SDGs目標、特に目標12「責任ある消費と生産」
2)食品廃棄物を削減するメリット
3)食品廃棄物を削減するための方法
4)実践的な活動: 有機肥料の作成
最後に、座学だけではなく実際に食品廃棄物を削減することを考えるため、廃棄物を有用な肥料に変える堆肥化を皆でおこないました。
まず、先生が有機肥料を作成するための材料と手順を紹介しました。
子どもたちがバナナの皮と卵の殻を用意しました。
子どもたちが材料をミキサーに入れました。
子どもたちがブレンドした混合物を土と混ぜました。
堆肥になるまで一週間ぐらいです。
子どもたちの感想です。
「今日の授業はとても役に立ちました。食品廃棄物が環境に与える悪影響や、残った食品を再利用するための有機肥料の作り方について多くの知識を得ることができました。次の授業では、日常生活の問題についてもっと学びたいです。また、このような興味深い学習体験を提供してくれた BAJ の寄付者の方々にも感謝したいと思います。」
「今日の授業はとても楽しかったです。食品を無駄にしてはいけないことを学びました。次の授業も今日の授業と同じくらい楽しく有益なものになることを願っています。BAJの寄付者の方々に感謝します。」
「今日の授業はとても有益で刺激的でした。たくさんの新しいことを学びました。残った食品を保存して新鮮に保つ方法や、有機肥料の作り方を学びました。今後の授業も同様に魅力的で有益なものになることを願っています。」
「今日の授業はとても楽しく、刺激的で、楽しかったです。環境を保護し、清潔で美しい状態に保つ方法、食品を適切に保存する方法、食品を無駄にしない方法など、貴重なことを学びました。次回の授業では、より魅力的な授業や実践的な活動を楽しみにしています。支援してくださった寄付者の方々に感謝したいと思います。」
これからも、子どもたちの記憶に残るような環境教育の活動をつくっていきたいと思います。
サポーターの皆さまに感謝申し上げます。
●この活動は、りそなアジア・オセアニア財団、経団連自然保護基金、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
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