報告者:東京事務所 新石
3月31日にBizjapanベトナムチーム代表の森重さんがフエを来訪して、オンラインと対面を組み合わせた授業をラムモンクァン中学校でおこないました。
きっかけは一本のお問合せメールでした。昨年夏に森重さんからベトナムでの国際協力活動の相談を受け、その後いろいろ話をしているうちに一緒に協働することになりました。
Bizjapanさんの特徴は、留学生メンバーが多いことです。前回の報告の通り2月1日にはじめてオンライン授業をしてくださったのですが、メンバーそれぞれの国と地域の文化の紹介だけではなく、そこで取り組まれている環境活動についても紹介してもらい、とても興味深い内容でした。
今回はいよいよ対面で行なう授業です。ビンゴと環境問題のクイズを組み合わせたゲームやゴミ分別のゲームなど、教室のなかを動き回るような、オンラインではできない内容が盛り込まれていました。
オンラインと対面を組み合わせるやり方ははじめてで、私はオンライン側でオブザーバーとして参加していましたが、オンラインだけでは決して実現できない盛り上がりをヒシヒシと感じました。今後の活動の幅を広げていただいたように思います。
オンラインではどうしても「あと一歩踏み込む」ことができず遠慮しがちになってしまいますが、対面ですと、どんどん距離が縮まります。より活発なコミュニケーションができることがあらためて実感されました。
ベトナムの子どもたちの感想です。
「今日、森重先生にお会いし、授業を受けることができて、とてもうれしく光栄に思っています。今日の授業では、たくさんの知識を得ることができましたし、会話をすることもできました」
「とても楽しく、ためになりました。廃棄物の種類や環境について学ぶことができました。私たちのためにこのような楽しくて興味深い授業を企画してくださったBizjapan、BAJの皆さまに感謝します」
さいごに森重さんからの感想を共有いたします。
私は、Bizjapanというインカレの学生団体に所属しています。Bizjapanは、何かを成し遂げたいメンバーが「プロジェクト」を立ち上げ、仲間を募集することができるプラットフォームです。国際協力に興味がある私は、ベトナム人留学生のメンバーと共に「ベトナムプロジェクト」を立ち上げ、この度BAJ様とご協働させていただきました。
まず、私たちは、BAJ様がご支援されているラムモンクァン中学校にて環境授業を行いました。私たちのチームには、日本やベトナムの他にも、アメリカやアルバニアのメンバーもいたため、その多様性を活かし、さまざまな国の環境への取り組みを比較してみるなど工夫し、楽しく実りのある時間となりました。
また、農家支援の見学もさせていただきました。バイオガスジェスターや有機農業の様子を実際に見ることができ、また、直売所では、農家さんの顔写真や情報が貼られていて生産者が誰かわかるようになっているなどの工夫を拝見し、非常に勉強になりました。
このような貴重な経験をさせてくださったBAJ様には心から感謝しています。ここで学んだことを糧に、私自身も国際協力に関わっていけるような道を模索していければと思います。
これからも日本の学生たちやいろいろな方たちとの交流を通じて、ベトナムの子どもたちの環境教育活動の幅を広げていき、質を高めていければと思います。
●この活動は、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
現在、BAJでは輝けアジアの子ども基金サポーターを募集中です。
年に一度、子どもたちから手紙や工作が届きます。オンライン授業参観も計画中!
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