報告者:フエ事務所 Nhu
BAJは、ベトナム・フエ市の小中学校3校で、環境教育を行っています。この4月、最近の気候変動やそれによって起こっている自然災害ついて学び、自然災害が起こった時にどう対処すればよいのかを考える授業を行いました。
本記事では、4月13日から4月25日にかけて、トゥイスアン小学校の4年生と5年生、ランモンクアン中学校の6年生と7年生、ファムクアンアイ中学校の6年生から8年生(*)合計114人を対象に行った授業の内容を報告します。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
<本日の授業の流れ>
①最近の気候変動やそれによって起こっている災害について知る。
②災害が起こった時にどのような人たちが被害をうけやすいのかを考える。
③被害をうけやすい人たちを災害から守るためにどうすればとよいかを考えて絵に表す。
子ども達は、最近の気候変動や災害の説明をとても熱心に聞いていていました。
どのような人たちが災害の被害をうけやすいと思うか考えを出し合いながら、被害をうけやすい人たちを災害から守るためにはどうしたらよいかを考えました。
災害から守るためにはどうしたら良いのかな?
子どもたちは思い思いに自分のアイデアを絵に描きました。
最後に、自分が描いた絵を発表し合いました。子どもたちが描いた絵をいくつか紹介します。
障がい者が安全な建物に移動できるよう手助けする兵士の絵
台風が接近する様子を天気予報を見て災害に備える老婦人の絵。
災害発生時は信頼できる情報を取得することが大切です。
その他にも子どもたちからいろいろなアイデアが出ました。
今回の授業の後も、子どもたちから喜びの声がたくさん寄せられました。
「今日の授業はとても楽しかったです。 この授業で、洪水が起きたら洪水を避けるために高い場所に行くべきであることを学びました。 次回の授業もとても楽しみです。 BAJの皆さん、ありがとうございました。」
「今日の授業はとても興味深かったです。 暴風雨や洪水の時には、特に被害を受けやすい高齢者、子ども、障がい者の安全を確保する必要があることを学びました。 私は、高齢者を災害から守るための絵を描きました。 アイデアを描くときにもいろいろなアドバイスをしていただいたBAJの皆さんに感謝します。」
「今日の授業では、気候変動で自然災害、洪水、干ばつが起こらないために取り組まなければならないことを学ぶことができて、とてもうれしく思いました。 フエのいろいろな場所を訪れたり探索できる授業も受けたいです。 BAJの皆さんに心から感謝します。」
災害が発生しても落ち着いた行動が取れるよう、日頃から想像しておくことは大切です。折を見て子ども達と災害について考える時間を設けていきたいと思います。
●この活動は、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
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