報告者:東京事務所 新石
昨年10月、フエ事務所に地元の農業関係者から問合せがありました。プラスチックごみを減らすプロジェクトに参加しませんかというお誘いでした。日本語に訳すと「詰め替えプロジェクト」です。油や調味料、豆類、唐辛子など、これまでペットボトルに詰めて販売していたものをビンに変更し、お客様にも協力してもらって詰め替えで販売していくことで、環境への負荷を減らしていく取り組みです。ありがたい提案で、私たちの直売所のコンセプトにも合うため、参加することにしました。まずは我々を含めてフエの2店舗が事業メンバーです。
(カゴも竹製のものにリニューアル)
12月9日に、オープニング・セレモニーが直売所で開催されました。店内のプラスチック製のカゴも竹製にリニューアル。ディスプレイがより美しくなりました。そして「詰め替えステーション」(Refill Station)という額が店の入口に設置されました。テレビ局の取材も来て地元のニュースになりました(地元メディアの記事はコチラ)。参加者を増やす工夫として、詰め替えに積極的に参加してくれる消費者の方たちには値引きをする計画です。
(12月9日のオープニングセレモニーのようす)
(テレビのニュース番組でも紹介されました)
(詰替え用のタンク)
そして、現在ベトナムは旧正月(テト)の連休中です。テト前の1月11日には、毎年恒例のTất niên(タッ ニェン:年末におこなう礼拝と家族、親戚、同僚などが集まる食事会のこと)をおこないました。日本でいうところの忘年会のようなものでしょうか。
ふるまわれる料理は地域によって違いますが、とくにフエでは王宮があった影響で食べ物やお供え物が洗練されているそうです。ちなみにテトの時期には直売所では生姜ジャム、漬物、バインチュン(伝統的なちまき)などがよく売れます。
(テーブルをセッティングする現地事務所リーダー)
現地から送られた写真には、現地スタッフから「2023年の新しい年も直売所はフエの伝統的な特色を活かしながら、お客様のためによりよい運営に努めます」との言葉が添えられていました。
ますます進化するフエ直売所の挑戦を見守っていただけますと幸いです。
●直売所の運営サポートは皆さまからのご寄付によって支えられています。
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