報告者:フエ事務所 Dong、Nhu、Cam、Anh
BAJは、ベトナム・フエ市の小中学校3校で、「環境教育」をテーマにさまざまな授業をおこなっています。
しかし、ベトナムでもここ2年続いてきたコロナパンデミックのため、対面ではなく、主にライブ配信のオンラインによる環境授業をおこなってきました。また、コロナパンデミックの間は、子どもたちを外に連れていくこともできませんでした。
幸いなことに、最近コロナパンデミックはようやく落ち着いてきており、環境授業でも、6月末からはフエの子どもたちを外に連れていくことができるようになりました。さらに学校以外でも、子どもたちは外で活動できる久しぶりの夏休みを過ごすことができました。
本記事では、8月17日、フエ市のラムモンクアン中学校の7年生から9年生(*)合計22人を対象に、外で活動できるようになった久しぶりの夏休みの思い出を絵にして、その思い出を発表してもらう授業を行ったので、その内容を報告します。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
夏休みも終わって、さあ、これから環境授業が始まります!
はじめに、子どもたちに、BAJが地域の伝統文化を知ってもらうためにこの夏休みの特別課外授業として行ったタンティエン村の紙細工の花の工房とシン村で版木の技を伝えるフックさん訪問の時の写真を見せて、この時の経験を振り返ってもらいました。
子どもたちは、BAJの特別課外授業でもたくさんの経験をしました!
自分のこの夏休みの思い出を振り返りながら、絵を描き始めました!どの思い出を書こうかな!!
思い出の絵に、色々な色が塗られていきます!
夏休みに友だちと凧揚げをした思い出を描いている子どももいます!
子どもたちの思い出の絵が次々と完成していきました!!
今回の授業の後、子どもたちから喜びの声がたくさん寄せられました。
「夏休みに、両親がフエ・フェスティバルに連れて行ってくれました。BAJの皆さんの課外授業にも参加しました。フエ・フェスティバルでは気球が思い出に残っています。BAJの課外授業も思い出として心に留めておきたいです。今回の授業を開いてくれた BAJ の皆さんに感謝します。」
「今日の授業はとても興味深かったです。クラスの皆んなと夏休みの思い出を共有することができたし、絵を描く練習にもなりました。次の授業が、さらに面白くて刺激的な内容であることを願っています。何年にもわたって、私たちに多くの知識と楽しい経験を与えてくれているBAJの皆さんに心から感謝します。」
「今日の授業はとても楽しくて役に立ちました。これらもこのような授業を頻繁に開いてくれるととても嬉しいです。絵を描く練習で、より創造的な絵を描けるようになりたいからです。 今回の授業を開いてくれたBAJの皆さん、ありがとうございました。」
ベトナムでもようやくコロナパンデミックが落ち着いて、日本を含む海外の観光客の受け入れを再開するなど、少しずつですがに日常の生活を取り戻しつつあります。
BAJも、これを機会に少しずつですが、コロナパンデミック前に行っていた屋外での環境授業を再開するだけでなく、これまで支援してきたフエの小規模農家さんやBAJの直営畑を訪問する日本からのスタディ・ツアーなども再開していきたいと考えています。日本とフエの間で、より多くの方々との交流の機会を増やしていけるように準備していきます。
●この活動は、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
現在、BAJではマンスリーサポーターを募集中です。今年度から特典をリニューアル。
サポーターのみなさまと子どもたちが交流できるオンライン授業参観を年1回程度やっていきたいと考えています。ぜひこの機会に入会をご検討くださいませ。
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