報告者:フエ事務所 Nhu
3月29日に報告したように、BAJではこの3月から、フエの3つの小中学校(トゥイスアン小学校、ファムクアンアイ中学校、ランモンクアン中学校)で、健康に良い食品を摂ることの重要性や、家族や友人とコミュニケーションをとりながら食事をする大切さを実感してもらう「食育授業」を実施しています。この食育授業は、学習パートと実習パート(調理実習)に分けて行っており、今回は調理実習の授業内容を報告します。
調理実習は、これまで3月24日から4月3日の間で、トゥイスアン小学校の4年生と5年生、ランモンクアン中学校の6年生の合計64人の子どもたちに行いました。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
今回の調理実習は、BAJの直営店のお客様や、ミロイ地区、トゥイスアン地区の学生ボランティアの方々に声かけをして、調理のお手伝いをしていただきました。
トゥイスアン小学校の子どもたちとは、簡単に作れる手巻きごはんとサラダを作りました。ランモンクアン中学校の子どもたちとは、ベトナムの伝統的な料理であるポークチョップ、揚げ春巻き、カボチャのスープを作りました。なお、ランモンクアン中学校の子どもたちの調理実習は、BAJの直営畑(トゥイビュウ畑)に調理場を設置して行いました。
本記事では、ランモンクアン中学校の子どもたちの調理実習の様子を紹介します。
まず、調理場があるトゥイビュウ畑に移動しました。子どもたちはいったんトゥイビュウ畑にある小屋(あずま屋)で少し休憩です。みんな調理実習が始まるのが待ち遠しそうです!
調理では、トゥイビュウ畑に育っている有機野菜を収穫し、その新鮮な野菜をそのまま調理します!フエ事務所のスタッフから野菜の収穫の方法を教えてもらい、子どもたちもさっそく野菜の収穫です!
調理前の食材の下ごしらえをしています。下ごしらえは丁寧に!
調理をしている子どもたち。みんな真剣です!
ポークチョップ、カボチャのスープの調理は男子チームの担当、揚げ春巻きは女子チームの担当です。男子チームが、ポークチョップを炒め始め、カボチャのスープの調理も始めました!
女子チームは、春巻きの皮で具材を包んで、油で春巻きを揚げています。みんな調理に集中しています!
揚げ物に飾りつけをして、揚げ春巻きの完成です!!
今回調理した料理に、みんなが自宅から用意してきた料理も並べました!
料理を囲んで皆んなで食事をとっています!自分たちで作った料理をみんなで食べると美味しいね!!
最後に、子どもたち、調理実習のお手伝いをしていただいた方々、BAJスタッフ、みんな揃って写真を撮りました!!
今回の調理実習の後、子どもたちから喜びの声がたくさん寄せられました。
「調理実習はとても楽しかったです。クラスのみんなとも気持ちが通じ合いました。実習を通して料理の仕方を学ぶことができました。BAJの皆さん、ありがとうございました。 」
今回報告した調理実習の食育授業は好評につき、まだ続きます。
今回のような一連の食育授業を通して、子どもたちが「食」についての多角的な考え方や価値について理解を深めてくれることを願います。
●本事業は、株式会社テーブルクロスのご支援、輝けアジアの子ども基金サポーターのご支援により実施しました。
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