報告者:フエ事務所 Nhu
BAJは、ベトナム・フエ市の小中学校3校で、環境教育をおこなっています。
昨年10月12日以降、数回にわたる台風の襲来によって生じた大きな浸水被害により、フエ市の小中学校でのBAJの環境教育も一時休止していましたが、11月26日に再開することができました。
本記事では、3月9日から3月27日の間にフエ市のトゥイスアン小学校の4年生と5年生、ファムクアンアイ中学校の6、7、8年生、ランモンクアン中学校の6年生と7年生(*)合計120人を対象に、自分たちの健康に良い食品を摂ることの重要性や、家族や友人とコミュニケーションをとりながら食事をする大切さを実感してもらう「食育授業」の実施について報告します。
なお、この食育授業は、学習パートと実習パート(調理実習)に分けておこなう予定で、今回は学習パートの授業内容の報告です。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
さあ、授業が始まります。子どもたちは皆笑顔で、授業が始まるのが楽しそうです!
最初に、自分の健康に良い食品を摂ることの大切さを知ってもらうために、BAJで取り組んでいるプロジェクトの内容(有機野菜を栽培する小規模農家さんと契約して、BAJの直営店でこれらの野菜を販売し、農家の収入向上を支援している)を説明しました。
なお授業では、実際に有機野菜を栽培している契約農家さんであるフンさんやタンさんから「有機野菜の栽培のプロセス」について説明してもらいました。
さらに、ひとりで食事をとるのではなく、食事中に家族や友人とコミュニケーションをとることが自分の健康につながることを説明しました。
食事中に家族や友人ととりたいコミュニケーションの内容をみんなで提案し合いました。
次回、実際に調理実習をすることを聞いて、子どもたちは大喜びです!
本日の授業はこれにて終了。
子どもたちは、今日の授業の感想や次回の調理実習への期待を書いています。
次回の調理実習が楽しみです。
今回の授業の後、子どもたちから喜びの声がたくさん寄せられました。
「今日の授業はとても楽しくておもしろかったです。とても有用で興味深いことを多く学びました。次回の調理実習では、ぜひ好きな料理を作りたいです。ありがとうございました。」
「今日の授業はとても興味深く有意義でした。次回の調理実習を楽しみにしています。」
「今日の授業はとても面白いかったです。農家の方から有機野菜のことも学ぶことができました。また、良くない食べ合わせについても知ることができました。次回の調理実習が楽しみです。とても幸せです。BAJに方々に感謝します。」
今回の学習パートと次回の実習パート(調理実習)を通じた一連の食育授業を通して、子どもたちが自分たちの健康に良い食品や食事方法により興味をもってくれることを願います。
●本事業は、株式会社テーブルクロスのご支援、輝けアジアの子ども基金サポーターのご支援により実施しました。
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