報告者：東京事務所 新石

こんにちは、事務局長の新石です。
BAJでは、10月12日以降数回にわたる台風の襲来によって特にベトナム中部に生じた大きな浸水被害の支援を行うために、BAJの活動拠点であるフエ市に対する ベトナム・フエ市浸水被害緊急募金 を行なっています。
11月13日に、皆さまからのご寄付によって実現した支援活動の進捗報告として、特に農作物への被害が大きかった農家に救援金を配布したことをお伝えしました。（→こちらから）

本記事では、その後実現した、フエの学校への支援活動についてお伝えします。

11月１9日に被害のあった学校のひとつであるファムクァンアイ中学校に対して以下3点の寄贈を行いました。

・特にひどい浸水被害の地域に住む生徒たちのための防災ライフジャケット50着

・停電時に使用できる小型発電機1機

・予備の参考書や教科書などの本138冊と保管用本棚

初めてライフジャケットを着た子どもたち

フエのスタッフが発電機の使い方を説明している様子

自分のお気に入りの本を探す子どもたち

今回の行った支援に対して、ファムクァンアイ中学校の校長先生からいただいた言葉です。
「ベトナム中部は『この嵐がその嵐を覆い、この洪水がその洪水を覆った』（編注：ベトナムの言回しを直訳。中部地域は頻繁に台風と洪水に襲われるという大意）と言われるほど、多くの困難に苦しんでいました。今回の被害に対しても、日本の皆様に大変なご心配をおかけしております。同時に、日本の皆様からの寄付に大変感謝しています。ファムクァンアイ中学校を代表して、お礼申し上げます。今回の寄贈品を使わせていただき、2020年のこれからの学年度も引き続き職務を遂行していきます」

また、子どもたちからも、感謝の言葉をもらいました。
「BAJから寄付をいただいき、とても嬉しく思います。ライフジャケットは、洪水時に私たちの命を助けてくれます。大雨になると必ず電源が切れていましたが、発電機を寄贈していただいたことで、これからは気にせずに学校に行って学ぶことができます。また、たくさんの本は、私たちがより多くの知識とスキルを持つのに役立ちます。BAJの皆様、どうもありがとうございました」

BAJは緊急支援のご寄付を引き続きお願いしております。
現地の被害状況および支援活動については、今後も随時ウェブサイト等でご報告いたします。

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【緊急支援募金について】

ベトナム・フエ市浸水被害緊急支援のお願い