報告:東京事務所 新石
すでにBAJ通信等でお知らせしたとおり、これまで2店舗あったフエの直売所は、昨年7月より1号店を農家グループが引継ぎ、2号店は引き続きBAJが運営することになりました。今回2019年12月2日から12月5日まで、私とボランティアの岡さんで、BAJの直売所(元2号店)を訪問し、直売所の様子を直接見てきました。
リニューアルしたBAJ直売所(元2号店)
2号店はもともと1号店に比べて売り上げが少なかったのですが、リニューアルしたことでお店の外観が一新され、お客さんが増えたそうです。
今回のリニューアルで一番感心したのは、豚肉販売スペースのディスプレイです。
毎朝、新鮮な豚肉を届けていることが、大きくアピールされています。ここ1~2年でBAJの直売所のようなお店がフエでは増えてきましたが、「豚肉の売り方はBAJ直売所の大きな特徴なのでもっと宣伝した方がよい」という日本人の専門家の助言を実践していました。
他にも野菜の包装袋にレシピが掲載されていました。こちらも専門家の方からの助言があったものです。BAJ新直売所が着実に進化していることを実感しました。
BAJ新直売所では、現在10軒の農家がメンバーになっています。そのうち2軒の農家は1号店の農家メンバーと同じで、引き続きBAJと協力体制を継続しています。
おかげさまで売上は伸びたのですが、最近は豚コレラの影響で豚肉の仕入れや販売が難しくなっています。スタッフと販売員の努力によって赤字にはならずに運営はできていますが、さらに運営の工夫が必要になっています。
訪問したとき、これから旧正月にむけて新商品を増やしていくとスタッフが言っていました。研修で知り合った日本の有機農業を学んだ農家からフエではなかなか取れないジャガイモ、ニンジン、たまねぎ等を仕入れ、お店が販売する野菜の種類を増やしていくということです。<その後 2020.2.21活動報告へ>
今回一緒に同行したボランティアの岡さんは、「これまで、東京事務所の中で新直売所をより活性化させるためのアイデア出しなどに他のボランティアの方々といっしょに関わらせていただいていましたが、『百聞は一見にしかず』で、頭の中であいまいになっていた直売所のイメージをクリアにすることができました。また、これまでTV会議のみでしか接点のなかったフエの事務所のスタッフや販売員の方々とも直接会って意見交換をすることができ、お互いに交流を深め、さらには刺激を受けることもできました。今後も、機会があればフエに直接出向き、相互の交流や刺激を深めることを継続していきたいと強く感じました」という感想を聞かせてくれました。
なお、新直売所のFacebookページもスタッフの手によって運営されています。
下記URLより見られます。
ぜひご覧ください。
●直売所は独立して運営していますが、BAJベトナム人スタッフの直売所のサポート活動の一部については皆さまからのご寄付を活用しています。
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