報告者:東京事務所 瀬川
今年の旧正月(テト)は、2月5日でした。
ベトナムでも、お正月の前にはたくさんの食事を作ります。
通常直売所では、1日2頭の豚を解体して販売していますが、正月前5日間は、いつも3倍の6頭を解体し、連日売り切れとなりました。
多くのお客さんで賑わう直売所
豚肉がたくさん並んでいます
また、お正月用の特別な加工品を多く取り揃えました。
加工品陳列棚
●タマリンドウの砂糖漬けや漬物
●揚げ春巻き
●砂糖まぶした生姜のお菓子
●バインチュン
「大地」を現す四角い形をしています。
円筒状のは、バインチュンと中身は同じもの。最近人気の形でバインテッというそうです。
農家のお宅を訪問し、加工品の作り方を見せていただきました。
●フエの名産、オオバイチヂクと野菜の甘酢漬け
まずは、オオバイチヂクを水につけてアク抜きします
アク抜きしたオオバイチヂクの皮を剥き、玉ねぎや人参を一緒に甘酢に漬け込んで完成です。
右奥の瓶詰めは、若タマリンドウの砂糖漬け。
若採りのタマリンドウの皮を剥き、種をとって砂糖に漬け込んで作ります。
●果物の砂糖漬け
若採りのコックという、とても酸っぱい果物の皮を剥き、砂糖漬けにします。
各家庭で手作りする人もいるので、コックの実も店頭では販売しています。
●バインチュン
洗いもち米、脂身の多めな豚の生肉と、砂糖、塩、胡椒で味付けされた緑豆のペーストを、バナナの皮で包みます。
これを10時間以上煮込んで完成です。
昔は各家庭で作っていましたが、とても手間がかかるので、出来上がったものを買い求めるお客さんが多くなっています。
家族みんなで作ります。
●この活動は、JICAおよび皆さまのご支援でおこなっています。
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