報告者:東京事務所 瀬川
生産者と消費者の交流や直売所の宣伝を目的に定期的に開催している、直売所の生産者訪問イベント。
今回はフォンロン地区のタインさんの畑を訪問しました。
今回は、直売所のお客さんとその子どもたち、フエ農林大学で現代農業を学んでいる学生さんなど19名の参加がありました。
前回のイベントに参加された方もいらっしゃいました。
BAJのスタッフ、農家長のフーさんからBAJの事業や直売所の説明、農家のタインさんの紹介をしたのち、さっそくタインさんの畑を見に行きました。
・雑草が生えすぎないようにするために、必要な時には除草剤を使うこと
・葉物に芋虫がつかないようにするために、葉物の畝の近くにヘチマを植えて、ヘチマの花に蝶々をおびき寄せること
・一つの畝で同じ野菜を育て続けないで、育てる野菜を順番に変えていくと育ちがよく肥料をたくさん使う必要がないこと
など、病害虫を予防する方法にや栽培の工夫についても説明しました。
タインさんの説明を熱心にメモを取る学生さん
空芯菜の畑も紹介しました
畑の訪問を終えた後は、タインさんの育てた米、野菜、鶏肉などを使った軽食で試食会
軽食会の後で、タインさんの育てたピーナツを、袋いっぱいに購入されていました。
参加者の皆さんからは、
「直売所はとても良い運営モデルだと思っています。私の作っている豆腐を直売所に入荷したいです。(ロアンさん)」
「直売所をもっと発展させ、他の地区でも同じようなプロジェクトをやってほしい。(ニャットさん)」
「農家の生産モデルは小さいですが、日常生活には合っていると思います。タインさんには栽培経験を共有してもらい、感謝しています。(リンさん)」
「健康のため、有機農業を拡大することはとても有意義ですから、有機農業を拡大していこうとするBAJの活動は良い。(ダットさん)」
という声がありました。
この他、フエ農林大学で学んでいる学生さんからは、「タインさんの栽培方法は、とても伝統的な農法です。もっと土地をまとめて栽培したほうが良いと思う。」と、現代農業を学んでいる学生さんらしい意見もありました。
プロジェクト終了まで、あと半年となりました。消費者の皆さんのご意見を踏まえ、この活動が現地に根付き、続いていくよう、農家の方々と共に取り組んで行きたいと思います。
●この活動は、JICAおよび皆さまのご支援でおこなっています。
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