ミャンマーで多くみられる子どもたちが通う木造校舎は、過酷な気候条件のなかで、屋根が雨漏りしたり床が抜けたりしてもなかなか修復に手が回らず、危険な環境におかれていること校舎が少なくありません。BAJは、子どもたちが安全な環境で学べる、鉄筋の堅固な校舎を建設しています。
BAJは、ミャンマーでの活動を開始してからさまざまな資金を受けて多くの学校校舎を建設してきました。2016年までに建設・修繕した学校校舎は、241校にのぼります。2012年10月からは日本財団の資金を得て、ラカイン州での学校建設事業として「5年間で100校の学校を」と本格的な学校建設事業を開始しました。5年目となる2017年9月までに、100校の校舎を完成させました。その後、第2フェーズとして、さらに5年間の延長が決まり、80校の学校建設に加えて、PTA強化や防災訓練のワークショップ、教材林の植林、図書の設置などさらに充実した事業を進めました。
校舎は子どもたちの人数や国の基準に合わせて設計しますが、BAJはさらに地域の特性に合わせて3つのタイプを用意しました。オーソドックスなタイプ、洪水やサイクロンに見舞われる地域には高床式、あるいは屋上に退避できる校舎の3タイプです。頑丈な校舎は、緊急避難場所としての機能も果たします。
ラカイン州では僻地においてさえ、自然の森や里山的な環境の劣化が進んでいますが、小学校での環境教育や環境を意識した防災教育は行われていません。そこで、環境・防災教育の端緒を開くために、小学校の校庭に伝統的に利用されてきた樹木による教材林の造成をおこないました。
建設・修繕した学校校舎 |
325校 |
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1998年~2020年まで
コロナによる中断を経て、学校校舎完成:ミャンマー
学校建設を通じた地域開発:ミャンマー
ラカイン州における学校建設事業:ミャンマー
エーヤワディー地域へのスタディツアー:ミャンマー
ラカイン州における学校建設事業―中間ふりかえり―:ミャンマー
ラカイン州北部における学校建設事業:ミャンマー
活動報告会を開催しました:東京
覚書(MOU)延長 調印式のご報告と首都ネピドーへの道のりの変化:ミャンマー
ラカイン州学校校舎建設事業専門家指導:ミャンマー
熊谷組との社会貢献事業 第二弾:ミャンマー
住民参加型による学校校舎建設事業の報告:ミャンマー
タンリン地域小学校校舎建設事業報告:ミャンマー
学校建設事業での専門家技術指導:ミャンマー
ラカイン州小学校建設事業 (計180校) を実施中:ミャンマー
教育事情よもやばなし~ヤンゴンとラカインの比較~:ミャンマー
学校建設事業参加型評価:ミャンマー
ラカイン州における小学校校舎建設事業は、日本財団および皆さまからのご支援でおこなっています。
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