報告者:マウンドー事務所 相葉(東京事務所で待機中)
ミャンマーでは2月1日で発生したクーデターに反対する市民の大規模抗議デモやCDM(Civil Disobedience Movement、市民の不服従運動)が全国的に続いています。しかし、ラカイン州では大きなデモ等が少なく、BAJのラカイン州事務所ではCovid-19による活動制限の影響は受けていますが、建設関連事業については現在のところ活動を続けています。
BAJが日本財団の資金を受けておこなっている学校建設事業は、第2期3年目に(2019年9月~2020年8月)ラカイン州北部で3校の建設を予定していました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、8月以降、1校の建設を残し中断している状態が続いていました。12月に州政府の許可が下り、活動を再開、1月15日に無事に完成することができました。
完成したKu Toe Seik校
こちらの校舎は5月中旬の着工から約9か月の期間を要しましたが、無事に完成させることができ、ほっとしています。
建設が中断したときの様子(8月)
建設序盤の様子(5月)
ラカイン州全体では16校の建設計画のうち、現在12校の建設が完了しており、残す4校の建設も間もなく完成予定です。
一方、教材林活動やPTA強化研修を含むソフト面での活動は依然再開できていません。また、ミャンマーでは未だに多くの学校が授業を再開できず、子ども達が学校へ行けない日々が続いています。一日も早く子ども達が安心して学校に通うことができるようになり、地域住民も安心して事業に参加できる日が来ることを心から願います。
●ラカイン州における小学校校舎建設事業は、日本財団および皆さまからのご支援で行っています。
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