報告者:東京事務所 大野、シトウェ事務所 U San Hla (ウ・サン・ラ)
2020年8月17日から19日に、ラカイン州の3村の小学校において、「学校教材林」の植林をおこないました。教材林活動とは、校庭に15種類ほどの伝統的な在来有用樹をそれぞれ複数本児童らとともに植栽し、樹名板を設置し合わせて環境教育をおこなうものです。目的は、小学校に教育的生活環境を整備し、児童への環境教育や理科教育の端緒を開くことです。2018年からこれまでに、州内の南北275 kmにわたる地域で、計10校において実施しました。(以前の活動はこちらから)
2020年は5校での活動を予定していましたが、治安の悪化した地域にある2校においては活動が取り消しになりました。また、実施した3校でもCOVID-19の影響で環境教育はおこなえず、さらに児童が植栽に参加したのは1校にとどまりました。
ほとんどの苗木は、シトウェ市郊外にある園芸種苗店で入手し、植栽するまでのあいだ育苗してもらったおかげで、ヤンゴンから取り寄せた前年までに比べ、壮健な苗木を植えることができました。植え穴堀りなどの準備は、BAJ職員に教員やPTAが協力し、林務官の助言を仰ぎながらおこないました。これからの生長を楽しみにしている児童と教員の様子が、とても印象的でした。
森林局林務官からポット苗の取り扱いを教えてもらいました。
アマヤニリンゴなど18種類の苗木を児童が植えました。
子供たちの笑顔が写らず残念! 少人数で感染防止をしながら植林を終えました。
●本事業は、日本財団からの資金で実施しています。
Copyright(C)2024 BRIDGE ASIA JAPAN. All Rights Reserved.