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Book & Toy 100 終了報告と今後の展開:ミャンマー

Book & Toy 100 終了報告と今後の展開:ミャンマー

報告者:ヤンゴン事務所 森

2016年から取り組んでいたBook & Toy 100が、当初の目標を達成して終了できたことをご報告します。

 

1995年からミャンマーで活動するBAJですが、ミャンマーが民主化されてから環境の変化によりニーズも変わりつつある状況を感じていました。学校をたくさん作ってきたけど、政府の予算がつけば学校は建てられる。BAJとしてもっと教育の質にかかわっていきたいということで、20周年事業を記念して新しい活動を開始したのがBook & Toyでした。

マグウェ郡のある村で寄贈後の集合写真

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民主化以降、ヤンゴンではカラフルなイラストがたくさんある子ども用絵本がたくさん本屋に並ぶようになってきました。しかし、BAJが活動する辺境地域ではまだ入手が困難で田舎にすむ子どもたちは絵本は見たこともないような状況でした。

 

そこで東京おもちゃ美術館の協力を得て、図書とおもちゃを学校100校に届けるプロジェクトを立ち上げました。小さな本棚は辺境地の厳しい環境でも耐えられるようチーク材にこだわりました。

寄贈したミニライブラリーとけん玉の実演をする東京おもちゃ美術館スタッフ

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配布先は、基本的にこれまでBAJが辺境地域で一緒にプロジェクトを実施していた場所を選びました。他にも、ご紹介いただいた僧院や政府の学校にも寄贈し、先生たちへのワークショップも行いました。

 

おもちゃに関しては、全日空と小樽高校支援学校からご寄贈いただきました。囲碁盤での遊び方も指導しました。

 

ミニライブラリーを受け取った子どもたちは目をキラキラして本に目を通します。意識の高い先生がいる学校では、通学して授業が始まるまで図書やおもちゃを開放したり、図書の貸し出しノートをつくり子どもたちに記載させたり、授業中に絵本の読み聞かせがされていました。

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寄贈後は、先生たちに集まってもらい、図書とおもちゃの活用方法や保管方法について話し合います。他の村でうまくいっている事例を紹介してイメージをわきやすくもします。

 

こどもたちのアンケート結果によると、これまで本に触れられていなかったけど毎日、毎週、絵本を読んでいるという回答がほとんどでした。百科事典や生活スキルを学ぶ漫画本、クイズ本の人気が高いようです。

 

100校寄贈していく中でわかってきたことは、先生の意識によってミニライブラリーの活用のされ方が違ってくることです。熱心な先生が異動していなくなっているとミニライブラリーに鍵がかえられている学校もありました。(残念な現実ですが、もう一度、オリエンテーションを実施済)

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本プロジェクトの立ち上げから実施、資金提供にかかわってくださった方々には改めて御礼申し上げます。みなさまのご協力のおかげで、辺境にすむ2万人の子どもたちに図書とおもちゃを届けることができました。

 

今後は、ミニライブラリーの寄贈はBAJが学校建設をしていったところに継続していき、おもちゃについては、ヤンゴンで移動型おもちゃ美術館を実施し違った形でミャンマーに貢献していく予定です。

 

新しい展開についてもご注目いただければと思います。

 

●本事業は、多くの個人の方・大阪マラソン・熊谷組・全日空・小樽高校支援学校・日本財団・おもちゃ美術館の資金で実施しました。

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