報告者:パアン事務所 須藤
BAJパアン技術訓練学校運営プロジェクトは、日本財団助成金により開校6年目の7月から後期プログラムを開始しています。今回は主に7~8月にかけての活動トピックを報告します。
(1)日本語特別教室開講
訓練生から日本語教室開設の要望があり、国境省スタッフとも協議した結果、7月末から日本語特別教室を開講しています。講師の労を引き受けてくれた日本人専門家通訳者のShwe Zin Ooさんの協力により、週に3回、各1時間(専門訓練終了後、午後5時~6時)で約5か月間の初級日本語を指導しています。参加者は、訓練生、国境省スタッフ、BAJスタッフを合わせて45名でスタートしました。
日本人専門家通訳者のShwe Zin Ooさんによる日本語特別教室
日本人専門家通訳者のShwe Zin Ooさんによる日本語特別教室
(2)校内ミニ売店-BAJ Cafeオープン
訓練生達の利便性をよくし、また訓練生の夜食提供のため(訓練生は、夜間は敷地内から出られないため)、8月15日オフィス前にBAJ Caféを新規オープンしました。オープン日には訓練生達も集まって式典を開催しました。商品の種類は、飲み物、お菓子類を合わせて約50品目で、商品の仕入れと昼間の販売はBAJスタッフが管理をし、夜間の販売は国境省ETDスタッフが管理をして共同運営をすることになりました。
BAJ Cafeオープン式
BAJ Cafeオープン式
BAJ Caféの陳列の一部
(3)土曜特別授業
8月に国際NGO-C.P.I(Community Partners International)のスタッフによる「ジェンダー問題と青年の性教育」と、ミャンマー政府健康・スポーツ省の職員による「デング熱とインフルエンザの実態と予防法」についての特別授業を開催しました。どちらも訓練生にとってとても有益な内容で、特にミャンマーで発生率の高いデング熱の講演内容は、知識として重要です。
国際NGO-C.P.I(Community Partners International)のスタッフによる「ジェンダー問題と青年の性教育」講演
ミャンマー政府健康・スポーツ省の職員による「デング熱とインフルエンザの実態と予防法」講演
(4)日本人・ミャンマー人専門家の指導
現在、日本人専門家として、電気科に械塚是秋氏、溶接科に鈴木芳郎氏、自動車整備科に池松勉氏の3名、そして建設科にはヤンゴンからミャンマー人専門家のAung Toe氏が指導にあたっています。それぞれの分野で安全教育や専門教育内容について、訓練生やBAJ指導員、国境省指導員候補生に熱心な指導がおこなわれています。
電気科専門家械塚是秋氏の基礎電気学についての講義
溶接科専門家鈴木芳郎氏の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)についての講義
自動車整備科専門家池松勉氏の実習指導
●本事業は、日本財団からの資金で実施しています。
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