報告者:ヤンゴン事務所 森
ヤンゴン事務所は、本来、ヤンゴン以外のミャンマーの地方事務所のサポートをしてい るのですが、最近ではヤンゴンが主導になっている活動もでてきて、現地スタッフ15人 が所属しています。
今日は、ヤンゴンで働く優秀なスタッフたちをご紹介します。
会計補助のポジションは入れ替わりが激しく、少し経験すると少しでも給与のいい仕事 に転職していってしまいます。この5月にも新任を決めたのですが、3日で来なくなりま した。そこで採用したのが、過去にBAJのモーラミャイン事務所で研修担当として勤務し ていたスタッフです。彼女は、事業の終了後、結婚して旦那さんと一緒にヤンゴンで暮 らしていました。入職してまだ10日ですが、BAJの活動や仕事の進め方もわかっているし 、昔の同僚もいるので新しい仕事に慣れるのに時間はかからないと思います。
彼女の机に山積みの書類は、ラカイン州現場事務所から送られてきた会計書類。この書 類を入念にチェックするのが今日のお仕事です。
今月は会計の試験がありますが、まだ有給休暇がないので、欠勤して試験に挑むそうで す。勉強熱心で感心します。
再入職したばかりのスタッフ(ポー族)
下の写真は、事務方のトップとそのアシスタントが一緒のコンピューターを見ながら書類のダブルチェックを行っているところです。日本人職員が地方に渡航する際は、移動許可申請というのをミャンマー政府に対してしなければなりません。その手続きを担う二人、ミスがないように二人でチェックしながら行程表とにらめっこ中です。ミャンマーでは、できる先輩から後輩への指導というのはなかなか期待できないのですが、この2人は頻繁に一緒にならんでコンピューターに向かっています。今後に期待をしているところです。
2人でダブルチェック中(カレン族&シャン族)
ミャンマー人スタッフの女性は特に優秀です。15人中7人が女性で、各部署のトップは女性です。運転手・警備員の仕事は男性が担っています。
下の写真の男性は、英語も上手で勉強熱心なスタッフで、秘書兼プロジェクトアシスタントを担っています。こどもの教育に興味があってBAJに入職しました。今年6月末のJapan Toy Museumにリーダーとして熱心にかかわってくれています。今日は、Facebookのイベントページにイベント告知の文章を英語からミャンマー語に訳して入力しています。
コンピューター業務も得意(リス族)
といった具合で、スタッフの入退職はありますが、なんとか事務所運営をしているところです。
毎日、仕事にくるのが楽しみになるような事務所の雰囲気にできればと思っています。
ミャンマーは多民族国家といいますが、BAJのヤンゴン事務所も、多くの民族のスタッフが一緒にミャンマーの発展のため一丸となって仕事をすすめています。
<つづき「ヤンゴン事務所のスタッフたち(2)はこちらから>
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