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エーヤワディー地域へのスタディツアー:ミャンマー

エーヤワディー地域へのスタディツアー:ミャンマー

報告者:ヤンゴン事務所 森

 

似たような活動をしている他団体(ARTIC)の現場へのスタディツアーを2泊3日でおこないました。

BAJの学校校舎建設事業では、未開発で貧困度が高いとされるラカイン州で地域住民を集めて建設技術を教えながら学校を一緒に建設する目的がありますが、ARTICでは建設自体はヤンゴンの業者に任せ、村落開発や自立を促進する活動に注力するところに違いがあります。


ヤンゴンの建設業者責任者から話を聞くBAJ現地スタッフたち

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ARTICの現場は、ヤンゴンから車で5時間くらい行ったところにあるエーヤワディー地域ミャウンミャ郡にありました。

学校建設にかかる費用の25%を村人たちから集めてもらう、それができない村には学校建設を実施しないというユニークな手法を採用しています。

ARTICは子どもたちの教育環境を変えたいのなら、まず自分たちが変わらなければならないと村々で説きます。噛みたばこ、たばこ、お酒などの嗜好品を1年控えれば建設費の25%は集まると。


これからプロジェクトをはじめる村で活動の目的や願いを話すARTIC代表

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ARTICのご配慮で、これからプロジェクトを開始する村、ようやく学校建設が終了する村、学校は建設し自分たちで集めた資金で追加校舎が完成した村、各ステージで異なる様子を見学できるよう手配していただきその村々の違いを学ぶことができました。

村人と意見交換するBAJ現地スタッフ

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当初、BAJラカインチームからの参加者は、「村が建設費の25%を集めるということが信じられない。実際にこの目で確かめたい。」という反応でしたが、ミャンマー語で村人やARTICスタッフと意見交換し、ARTICが村の自立促進を願いどのようにすすめているのか、その効果や多様な経験を実感。学校建設して終わりじゃない、村人たちの心のうちなる開発をまのあたりにしていました。


自分たちで集めた資金で追加校舎を完成させた村

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BAJから参加した9人は、地域性と活動目的の違いを学び、両方から学びあう姿勢がありました。何か深く考え込む様子やいきいきとしたスタッフを見て企画してよかったと感じました。それは、それぞれの現場に戻って送られてきたレポートからも感じました。

 

「自分の知っていることを村で伝えるだけでは十分ではない。常にどん欲に勉強し、支援が必要な村々で実践的で有効な支援を継続する必要があると強く感じた。」とエンジニアのスタッフがレポートを送ってくれました。


村人に取り囲まれて技術的な質問を受けるエンジニア

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ARTIC現地スタッフから、次はラカイン州のBAJの現場を見に行きたいと申し出を受けました。こういう現場を通した交流から生まれる気づきも大切にしていきたいです。

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