報告者:パアン事務所 須藤
BAJパアン技術訓練学校運営プロジェクトは、2019年1月に始まった開校6年目の前期プログラムが中盤を迎えています。
今回は主に2月~4月にかけての活動をご報告します。
(1)溶接化訓練生用教室の増築工事と自動車整備科実習棟の拡張工事を開始
カリキュラムの改善等のため、溶接科訓練生は近頃セレモニーホールの一角を使って理論の授業を受けていましたが、溶接科訓練生専用の教室の増築工事と、自動車整備科実習棟内の高機能リフトの再設置のための拡張工事が建設科インストラクター指導のもとで同科卒業生により開始されました。
建設が始まった教室の増築工事
自動車整備科と溶接科実習棟の間部で始まった高機能リフトの再設置のための拡張工事
(2)ズエガビン山クリーンアップキャンペーン活動に参加
土曜特別授業で講演をしてくださったカレン州政府環境保全局員の呼びかけで、訓練生有志55名が、3月24日(日)にパアンの象徴的山であるズエガビン山(Zwekabin Mt., 標高約700m)クリーンアップキャンペーンに参加しました。学校から車で約1時間の山の麓に朝5時半に集合して、山頂まで約3時間の行程をトレッキングし、下山しながら登山道周辺のゴミを回収する活動でした。最近パアンでもゴミ問題の意識が高まってきています。
ゴミを拾いながら下山する訓練生
参加した訓練生と国境省教育訓練局インストラクター候補生、頂上パゴダにて
(3)中間試験が終了
前期訓練生にとって初めて定期テストである中間試験が4月3日~5日に実施され、訓練生達は緊張しながらも真剣に取り組んでいました。また、今後のハンドオーバーのため、国境省教育訓練局のインストラクター候補生にも同じ問題に取り組んでもらいました。
中間試験 理論の試験
中間試験 建設科実習試験
中間試験 電気科実習試験の採点作業
(4)後期訓練生の募集活動を開始
7月から開講する後期訓練生の募集活動を4月3日に開始し、4日からはカレン州内7つ全てのタウンシップを巡って広報活動をおこなっています。本校Facebookでも応募要領一式を公開し、4月8日のミャンマー全国紙(Myanma Alinn Dairy)にも募集案内を公示しました。募集期間は、4月3日~5月15日です。
応募用紙(ミャンマー語版)
●パアン技術訓練学校運営事業は、日本財団および皆さまからのご支援でおこなっています。
Copyright(C)2024 BRIDGE ASIA JAPAN. All Rights Reserved.