報告者:ヤンゴン事務所 塩野目
ラカイン州のシトウェ郡とポナジュン郡を対象にした女性のエンパワメント事業は、9月下旬に6村合計80名の女性たちのセレクションが終了しました。
80名のうち50名は機織り、30名は仕立ての仕事を自宅で小規模に営んでいます。
機織り業を営む女性の自宅(ラカイン族の村)
機織り業を営む女性の自宅(ムロ族の村)
9月末、村で対象者のみを集めた最初のミーティングを開催しました。
事業のアプローチを説明し、村ごとのグループリーダーを選出、村の季節カレンダーを一緒に作成しました。
多くの女性たちはこのような活動に参加するのは初めてで、新しいことを学べる機会を楽しみに参加してくれました。
シトウェ郡チャウタンジー村でのミーティングの様子
これらの村では10月から年末にかけ、ビジネスと技術に関する研修が順次実施されます。
一方ヤンゴンでは、女性たちの製品の販売先探しが始まっています。
これまでは自分たちの村内、もしくはラカイン州内のマーケットのみでしか販売していなかった彼女たちの製品ですが、ヤンゴンでの販路を開拓することで収入源が増え、女性たちの生計向上につながることを目指しています。
こちらは、BAJトレイナーチームが製作した試作品の一部です。
彼らの村の伝統的な柄を活かしながら、外国人にも受け入れられる質・デザインの製品を作ることができるようにこれから研修を実施していきます。
村の女性たちの作った製品を皆さまにお披露目できる日を楽しみに、引き続き取り組んでまいります。
●本事業は、UN Womenからの資金で実施しています。
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