報告:ヤンゴン事務所 塩野目
8月19日、ヤンゴン市内のホテルにて、
BAJのミャンマー・マグウェ事務所の現地化に際し祝賀イベントを開催しました。
BAJは中央乾燥地域にて水供給事業を17年にわたって実施、そしてついに自立、現地化する運びとなりました。
当日はBAJがミャンマー国内に構える/過去に構えていた6つの事務所から計27名のスタッフと、外部から10名のゲストをお迎えしての盛大なパーティとなりました。
マグウェ事務所はフィールドコーディネーターとして現場を率いてきたスタッフを代表に
今年7月National Water Service Group (NWSG)という組織を立ち上げ、
新たにソーシャルビジネスとして水供給事業を継続していきます。
元マグウェ事務所のスタッフたち
BAJの中央乾燥地域での活動開始は1999年まで遡ります。
ニャウンウー、チャウパドン、マグウェとその拠点を移しながら、村落での給水事業を実施してきました。
17年間の実績は、新規井戸掘削126本、井戸修繕465本で、裨益人口は30万人を上回ります。
施設の建設だけでなく、村の水管理員会の運営研修や
水と衛生に関するワークショップも並行して実施してきました。
2015年5月からは日本人駐在員を置かずに規模を少しずつ縮小、
既存井戸の修繕に重きを置いた活動にシフトしながら現地化への準備を進めてきました。
イベントでは、冒頭でBAJミャンマー国代表の森、事務局長の新石、
そして独立するグループの代表となるゾウミンが新たな門出に際しそれぞれの思いを述べました。
また、ヤンゴン事務所のプログラムオフィサーが
BAJの中央乾燥地域での活動の歴史をスライドを使って振り返りました。
たくさんの懐かしい写真に会場からは感嘆の声があがりました。
1999年の活動開始当初
2007年、JICA調査団の訪問
2012年、マグウェ事務所開所式
中央乾燥地域の活動は晴れてBAJから卒業となりましたが、
今後もしばらくは彼らの活動を見守り、後方からのサポートを続けていきます。
引き続き本活動へ、皆さまのご関心をお寄せいただけますと幸いです。
●中央乾燥地域の水供給事業は、日本NGO支援無償資金、ワタベウェディング株式会社、皆様のご支援で実施しました。
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