報告者:ヤンゴン事務所 塩野目
今月BAJが参加した、参加型評価研修についてご報告します。
ミャンマーで活動する日系NGOの集まりJNN(Japan NGO Network)では、今回初めての試みとして共同で研修を企画しました。
第1回目として、日本から講師をお招きして実施することになったのが「参加型評価/MSC研修」です。
実は、昨年すでにBAJでは同じ講師による参加型評価研修を受けているのですが、今回はMSC(Most Significant Change)という参加型評価の1つの手法に焦点を絞った内容で、新たな評価法を学ぶ機会となりました。
昨年の研修の様子はこちら
研修には、ミャンマー人・日本人のNGOスタッフ計20人がミャンマー各地から集まり、3日間にわたって理論から実践までを学びました。
研修の3日目には、ヤンゴンで活動する団体の職業訓練センターを訪問し、MSC手法を用いて訓練生たちにインタビュー・内容の分析を行いました。
受益者の変化の物語の中から「最も重大な変化」を議論して選出。MSCでは、この選出の過程が分析にあたるとされています。
JNNでは、毎月日本人のメンバーが集まって会議や勉強会をおこなっていますが、ナショナルスタッフも交えて研修を実施するのは初めてのこと。
日本人ミャンマー人関わらず、どの団体の参加者も非常に意識が高く熱心で、とても良い刺激になりました。
MSC(Most Significant Change)という新たな手法を勉強できたことはもちろん、同じNGOスタッフとして活動する方々の熱意に触れられたことが大きな収穫となった3日間でした。
今後、本研修での学びをBAJでどのように事業に活かしていくか、スタッフ間で協議していきます。
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