報告者:東京事務所 岡崎
従来は都内の会場を借りて対面式の活動報告を行ってきましたが、今回は12月12日(土)午後、Zoomを使ってオンラインにて報告会を開きました。
報告者はミャンマー マウンドー事務所の神永。コロナ禍の中、何とか一時帰国をして、「コロナと治安のダブルパンチ!-ミャンマーラカイン州北部の現場報告ー」と題して、報告を行いました。
ミャンマーでは4月の新型コロナウイルス感染第一波は何とか抑え込めたものの、当団体が活動している北部のラカイン州では8月末頃から再度感染が広がり、町なかでの行動規制が厳しくなりました。更にはヤンゴンを中心に感染が拡大し、10月以降はミャンマー全体で連日約1,000人の新規感染者が発生しています。
加えて、ラカイン州では従来から政府軍と武装勢力「アラカン軍」の衝突が頻発し、様々な活動規制が余儀なくされています。そのため、当団体が継続して行ってきた学校建設や難民帰還に向けたインフラ整備事業などの多くは中断せざるを得ない状況です。
そうした中においても、各自が感染防止に努め、東京オフィス側とオンラインでのコミュニケーションを交わしながら、それぞれの立場で今出来ることを着実にやっていこうとしています。その結果、現地スタッフがこれまでよりも自主的、積極的に従事してくれているのを頼もしく感じています。こうしたことを神永がプレゼン資料を使いながらご紹介しました。
最後に20分程度、参加者の方からのご質問に対して、報告者の神永や事務局長の新石からお答えさせて頂く時間も設けることができました。終了後のアンケートでは、「ミャンマーやライカインの最新状況を理解できた」、「日本のメディアではあまり報道されていないことも聞くことができた」、「できれば現地スタッフの生の声も聞きたかった」などのご感想をいただきました。
私たちにとっては初めてのオンライン報告会であったため、不慣れな点も多く、ご迷惑をかけたかもしれませんが、参加してくださった皆様は本当にありがとうございました。
今後もBAJの活動へのご支援、応援をよろしくお願いいたします。
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