報告者:東京事務所 新石
ベトナムのフエ事務所は、不定期に(月2回程度)スカイプで東京事務所のボランティアの方たちを交えたオンライン会議を実施しています。
こうした試みは昨年4月ごろから徐々に始まり、現在もメンバーが入れ替わりながら継続しております。
(第1回の会議の様子)
会議の内容は、主に東京事務所からフエ事務所への情報提供です。ボランティアメンバーの方たちが、フエ事務所の取り組む「小規模農業支援」「エコツーリズム」「環境教育」といったテーマについて、日本での事例などを調べて、結果をフエの現地スタッフたちに共有します。
去年の年末には、NPO法人二枚目の名刺が主催するサポートプロジェクトメンバーとコラボして、フエ事務所が農家支援活動の一環として実施している「生産者訪問イベンド」の広報映像と、フエ事務所が運営している直売所やフエ事務所のFacebookの、よりよい活用方法の提案資料をつくりました。
先日、ようやくその成果をフエ事務所に共有することでき、フエ事務所の現地スタッフからは大変好評でした。
映像作成のノウハウも合わせて共有したので、現在フエ事務所の現地スタッフが映像作りに挑戦中です。そのうちフエ事務所のFacebookに載るかもしれません。
コロナの影響により、生産者訪問イベントも環境教育授業も現在のところ実施できていませんが、フエはウィルスの影響を抑えるのに成功しつつあるようで、近日中に学校が再開する見込みとのことです(ただし、生徒たちをグループ化して、登校時間や日にちを分けるそうです)。
このスカイプ会議では、他にもオンライン授業の実施に向けた情報収集や授業内容の検討もしています。はじめは日本とフエをオンラインでつなぐ授業を作るという前提で「日本語クイズ」の授業を検討していましたが、現在は「日本とベトナムの伝統的な遊びをお互い調査して紹介し合おう」というアイディアが盛り上がっております。また、コロナの影響が出始めてからは、本格的にオンライン授業の検討が始まり、生徒たちが自宅からでも勉強できるようにBAJベトナムの環境教育授業をFacebook上で共有できるようにページを立ち上げようとしています。
先が見えない状況ですが、できることから準備をしていきたいと考えています。
(BAJの畑ではトマトが収穫時期を迎えています。幸いなことにBAJフエの直売所は食糧を扱っているため営業規制の対象にはならず、売上はそれほど落ちておりません)
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