報告者:東京事務所 鶴田佳代子
12月9日(日)、文京区シビックセンターで、BAJミャンマー国代表の森晶子が一時帰国し、活動報告会をおこないました。今回のテーマは、BAJが日本財団の助成を受けてラカイン州でおこなっている「学校建設」でした。
はじめに、ミャンマーの教育事情や課題を話した後、
2017年までの5年間におこなった学校建設事業について話し(第1フェーズ)、
その後おこなった聞き取り調査(参加型評価)の結果と分析を報告しました。
8か月かけておこなったインタビューの対象者は2,339名にのぼりました。
この調査から、生徒数の増加、OJTのコミュニティ開発に対する効果、専門家派遣による技術レベルの向上が認められた一方、
災害リスク軽減啓発活動の必要性、PTAの役割の明確化などの課題がわかってきました。
これらの結果を受けて、現在、第2フェーズ学校校舎建設事業(2017年9月~2022年8月で80校)を進めています。
最後の質疑応答の時間では、
「日本人技術者は、どのような方が、どのような形で派遣されているのか」
「資材は、輸入しているのか、国産なのか」
「私の所属する団体が支援している僧院学校は教員の給与が問題になっているが、BAJはどうか」
などたくさんの質問があり、時間が足りないほどでした。
今回も30名以上の方にご参加いただき、大変有意義な時間となりました。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
今後もご支援、応援をよろしくお願いいたします。
●ラカイン州での学校校舎建設は、日本財団からの資金で実施しています。
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